導入
「ちょっとコンビニでお金下ろしてくる」。そう言って月に何度もATMに行っていた僕に、妻が先月こう言いました。「ねえ、ATM手数料っていくら払ってるか計算したことある?」
正直、1回110円とか220円なんて気にしたこともありませんでした。でも妻がアプリで年間の手数料を確認したところ、なんと年間12,000円以上も支払っていたんです。月1,000円、つまり年間1万円以上をATMに払っていた。これ、完全に無駄でした。
働き始めたときに作った給与振込先の口座をそのまま使い続けている人、要注意です。今回は、ATM手数料を0円に近づける方法をお伝えします。
ATM手数料を年間で計算すると恐ろしい額になる
まず、自分が年間いくらATM手数料を払っているか把握していますか?
よくあるパターン:
- コンビニATMで月3回引き出し:220円×3回×12ヶ月=7,920円
- 他行ATM利用で月5回:110円×5回×12ヶ月=6,600円
- 時間外手数料を含めると月10回:平均150円×10回×12ヶ月=18,000円
僕の場合は、給与日後にまとめて引き出せばいいものを、ちょこちょこコンビニで下ろしていました。「今日飲み会だから1万円だけ」「週末の買い物用に5,000円」って感じで月に5〜6回。1回220円だと、年間13,200円です。
妻に「この1万円あったら、美味しいディナー1回行けるよね」と言われて、ハッとしました。FP3級を取得して家計を見直すようになってから気づいたんですが、小さい金額ほど年間換算すると驚くほど大きいんです。
働き始めの口座をそのまま使っていませんか?
僕もそうでしたが、新卒で入社したときに作った給与振込先の口座を、何も考えずに10年以上使い続けていました。
こんな人は要注意:
- 就職時に会社指定で作った口座がメインバンク
- 自宅や職場の近くに支店がない銀行
- コンビニATMを頻繁に利用している
- 他行への振込が多い
当時の僕は、会社の指定で地方銀行の口座を作りました。でも、結婚して引っ越したら、その銀行の支店が近くにない。だから必然的にコンビニATMを使うしかなく、毎回手数料を払っていたんです。
妻に「なんでそのまま使ってるの?メインバンク変えればいいじゃん」と言われて、ようやく重い腰を上げました。
メインバンクの見直し方
給与振込先を変更する
まず検討したいのが、給与振込先の銀行を変更することです。
僕は会社に相談して、給与振込先をネット銀行に変更しました。手続きは意外と簡単で、人事部に申請書を出すだけ。1ヶ月後には新しい口座に給与が振り込まれるようになりました。
メインバンクに選ぶべき銀行の条件:
- ATM手数料が無料(月○回まで、など条件を確認)
- コンビニATMに対応している
- 振込手数料が安い、または無料
- アプリが使いやすい
生活管理用の口座を分ける
もう一つの方法が、給与が振り込まれたら、生活費を別口座に移す方法です。
妻と相談して、我が家はこのパターンを採用しました:
- 給与振込先(元の地方銀行):給与受取専用。ここから自動的に別口座へ移動
- 生活費管理口座(ネット銀行):日々の買い物、食費、雑費などを管理
- 貯蓄口座(別のネット銀行):使わないお金を貯める
こうすることで、メインで使う「生活費管理口座」を手数料無料の銀行にできました。給与振込先は会社の都合で変えられない人も、この方法なら使えます。
手数料無料で使えるおすすめ銀行
コンビニATM手数料が無料の銀行
僕が実際に使っているのは、コンビニATMでも手数料無料で引き出せる銀行です。
主なネット銀行の例(2025〜2026年時点):
- 楽天銀行:ATM手数料月0〜7回無料(条件により変動)
- 住信SBIネット銀行:月2〜20回無料(ランクにより変動)
- ソニー銀行:月4回まで無料、以降110円
- auじぶん銀行:月2〜15回無料(条件により変動)
我が家は住信SBIネット銀行を選びました。給与振込や口座振替の設定で、月5回までATM手数料無料になるので、十分です。コンビニATM(セブン、ローソン、ファミマ)で24時間使えるのも便利。
振込手数料も抑えられる
さらに嬉しいのが、振込手数料も無料または格安なこと。
例えば住信SBIネット銀行の場合、他行宛振込が月1〜20回無料(条件により変動)。以前は振込のたびに330円とか払っていたので、これも大きな節約です。
僕の場合、家賃振込と妻への生活費送金で月2回振込していたので、年間で7,920円(330円×2回×12ヶ月)削減できました。
アプリで振込・管理も楽になった
銀行を変えて驚いたのが、アプリの使いやすさです。
以前使っていた地方銀行のアプリは正直使いづらくて、結局ATMに行っていました。でもネット銀行のアプリは、振込も残高確認もスマホで一瞬です。
アプリでできること:
- 残高確認
- 他行への振込(手数料無料枠内なら0円)
- 入出金明細の確認
- 定期預金の設定
妻も「家計簿アプリと連携できるから管理が楽になった」と喜んでいます。
見直し前と見直し後の比較
我が家の場合、銀行を見直す前と後でこれだけ変わりました。
見直し前(年間):
- ATM手数料:13,200円
- 振込手数料:7,920円
- 合計:21,120円
見直し後(年間):
- ATM手数料:0円(無料枠内で収まる)
- 振込手数料:0円(無料枠内で収まる)
- 合計:0円
年間21,120円の削減。この金額があれば、夫婦で年に1回温泉旅行に行けます。
まとめ
ATM手数料も振込手数料も、1回あたりは小さい金額です。でも年間で計算すると、1万円、2万円と積み重なっていきます。
働き始めに作った口座をそのまま使い続けている人は、一度見直してみてください。給与振込先を変更するか、生活費管理用の口座を別で作るだけで、年間数万円が浮きます。
僕も「面倒だな」と思っていましたが、実際やってみたら手続きは30分程度。それで年間2万円以上削減できたので、やらない理由がありませんでした。
今日、スマホで自分の銀行アプリを開いて、去年のATM手数料を確認してみてください。その金額を見たら、きっと動きたくなるはずです。

